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旅のはじまり

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旅のはじまり

生きるってことをよく旅にたとえたりします。始まりは誕生ってことになるんでしょうが、主観的には気がついたときにはもう旅は始ってしまっていて、あれ、いつ出発したんだっけってかんじなのですね。なので生きるってことを自分のこととして主体的に捕らえなおすために成人式みたいな儀式があるような気もします。

こういうことは結構色んなことについて言えそうです。

例えば写真をいつ始めたかって聞かれれば2006年って答えることはできますが、よく考えると事実はもっと複雑な気がします。写真が趣味って人にはいくつかタイプがあって、カメラという機械自体が好きな人、フィルムによる表現を極めようとする人など様々ですが、自分の場合はイメージということに興味がありました。簡単に言うと、自分の頭のなかに浮かんでくる空想的なイメージを写真という形で外在化すると面白いんじゃないかってことです。そういう興味は実際にカメラを手にする前から、ゆっくりと自分の中で育っていたように思います(人生のたとえで言えば、母親のおなかの中の赤ん坊ってことかな)。そういう風に考えてみると写真を始めたのはいつかって問いに答えるのは意外と難しいのです。実際に最初の一枚を撮った日を憶えていたとしても、その日を答とするとその背後にある、目に見えない心の中のあれやこれやを無視してるみたいで。

初めての個展を開催中ってことで、ちょっと振り返ってみました。この個展が自分の写真の「成人式」なのか自分ではなんとも分りませんが、いつも思っているのはむしろ反対のベクトルで「無邪気でいろ」ってことです。ケータイで無邪気に撮って、無邪気に喜んでたころを忘れるなってことですね。それができなくなったらお終いにしようと思います。

ちょっと余計なことを書きすぎましたが、個展よろしくお願いします。
写真を撮ったりコラージュを作ったりするのは孤独な作業ですが、見ていただけると自分がどうにか世界と繫がっていることを確認できる気がします。オマケに4年前にケータイで撮った猫の写真をどうぞ。


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テーマ : アートな写真
ジャンル : 写真

コメント

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No title

こんにちは。
政治の世界は黒くて色々あり、大変です。
猫の写真、ポエジックですね。旅の始まりは、特に好きな作品です。
表現世界は、天職ならば自己の全体が発揮され、趣味ならば部分だけ
という感じが致します。幼い子どもたちも技術的には稚拙であっても、
描かれた絵は全存在であるように捉えています。逆に技術はあっても
部分しか表現されていない職業画家もいます。それはJ.-P.Koukさんの
言う無邪気さに繋がっているのでは?と思いました。

Re: No title

sumitoさん、
表現世界、それが自分にとって趣味以上のものなのかよく分からないってのが正直なところですが、今はあまり難しいことは考えずにいようと思います。とにかく、自分の心が楽しいと思うことをそれだけのためにやろうと。それに人は言葉であれこれ考えすぎる気もするんですよね。そういうロジックの世界から解放されたいって願望があるのかも。そう言えば、写真展のテーマは夢なですが、夢って言葉の世界のロジックとは別の原理が支配してますね。

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J.-P. Kuak

Author:J.-P. Kuak
空想写真家、ノラ猫写真家、コラージュ作家。懐かしいものや鉱物も好き。

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